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2018/12/02 18:07



ビットコインキャッシュはビットコインキャッシュ(BCHABC)とビットコインキャッシュSV(BCHSV/BSV)にハードフォークによって分裂しました。ビットコインキャッシュから分裂したSVは正式にはビットコインSV(BSV)という名称になりました。

コインマーケットキャップを見るとわかりますが、ビットコインSVの12月3日時点での価格は以下のとおりです。

ビットコインも2017年8月にハードフォークがあり、ビットコインとビットコインキャッシュに別れました。その後、10月にビットコインゴールドがハードフォークにより生まれ、その後もマイナーですが、ビットコインプライベートなどにフォークしています。

ビットコインもその他の仮想通貨もブロックチェーンというネットワーク上の仕組みの上に成り立っています。

◆ブロックチェーンがそもそもなんなのか?
◆ハードフォークとはなんなのか?
◆リプレイアタック、プロテクションとはなにか?
◆プルーフ・オブ・ワークとは?
◆トランザクションはどのように行われているか?

こういった背景を理解している人は、ビットコインキャッシュSVの取り出し方マニュアルを読んでご自身で操作しても操作の意味が理解できますが、このような背景が理解できていないと、作業の意味がわかりにくく、操作がよくわからないかとおもいます。

BSV分割マニュアルはサポート対象外となります

弊社としては、Ledger社のサポートページにあるマニュアルが英語であり、キャプチャも少なくわかりにくいこともあったため、実際に操作をしつつ、解説も入れ、日本語でのマニュアルを作成しましたが、この操作マニュアルに対してのサポートは行いません。

今後ビットコインSVにリプレイプロテクションがかけられることになるという話もありますので、ビットコインキャッシュを売却、送金する予定がない人は、分割がより簡単にできるのを待つという判断もあります。ここの判断はお客様ご自身で考えてください。

また予期せぬエラー等発生しても弊社ではお答えすることはできかねますのでご容赦ください。以上のことを同意した上で、弊社サイトのマニュアルをご確認ください。よろしくお願いいたします。

https://hardwarewallet.jp/ledger/bitcoin-sv.html

ビットコインキャッシュ分割マニュアルの概要

私達の仮想通貨はLedger Nano SやLedger Blue、TREZORなどのハードウェアウォレットには一切入っていません。
ハードウェアウォレットに入っているのは秘密キーです。初期設定時に24単語書き取った単語が本体の中で秘密キーとして存在しています。

その秘密キーから作られた、送受に使用するアドレスがブロックチェーン上にあり、その取引履歴、送金した、受け取ったというアドレスにはハードウェアウォレットの中で秘密キーと紐付ける署名がされています。

送金操作をするときに、必ず本体での操作、右ボタンをクリックする、その行為が本体内では署名がされて、トランザクションが作成され、ブロックチェーンにそのデータが送られます。そのデータをPow(プルーフ・オブ・ワーク)の場合はマイナーと呼ばれる、ブロックチェーンにノードを立てて参加をしている人たちがマイニングをしてブロックチェーンに取り込みます。

その取り込まれたトランザクション(取引履歴)そのものが、仮想通貨です。ビットコインであり、ビットコインキャッシュです。

現在、ビットコインキャッシュはハードフォークがされたことで、ハードフォークが起きた時点からブロックチェーンが別物になりました。イメージで言うと、山手線として線路を走っていたものが東京駅から中央線と丸の内線に分かれるといったイメージです。

要は山手線に乗っていたのに、ハードフォークが起きて、線路がそこで2つに別れそこを走れるのが中央線と丸ノ内線となり、山手線には乗れなくなったということです。これから、山手線に乗っていた人は、今ビットコインキャッシュを送ると、勝手に中央線に乗ることになり、丸の内線には乗れないという状況です。

線路が別れたため、先に進むには、中央線のきっぷと、丸ノ内線両方のきっぷが本来配られるはずです。
本来は、山手線にそのまま乗り続けることができたはずなのに、このままビットコインキャッシュを使うと丸ノ内線には乗れない状況なのです。

今のビットコインキャッシュを送るとBSVも送金されます

そしてビットコインキャッシュを今送ると、ビットコインキャッシュ(ABC)とともにビットコインSVも送金されてしまい、本来もらえるはずの丸ノ内線のきっぷが失われてしまうということが起きます。(この例えのイメージは簡易的にわかりやすくと思い書きましたが、実際のイメージと解釈は人によって異なりますので、きちんと理解したい人は、ブロックチェーンと今回のフォークの情報を調べてください。)

この状況はビットコインキャッシュを運営していたコミュニティ(ノードを立てマイニングをしたり開発をしていた人たち)が行ったことで、取引所やLedger社、TREZORなどが関与していないことです。

プルーフ・オブ・ワークで動いているブロックチェーンというものはそのブロックチェーンに参加する複数のグループや企業、個人が、マイニング、開発等をしていることで成り立っています。

そのため今回のようなとても複雑な作業をお客様が各々の責任で対応しなくてはいけないというのは、煩わしいことと思います。
しかし、このビットコインキャッシュの分割作業に関しては弊社やLedger社、取引所も意図していないことであり、かつ責任もないものです。

多くのブロックチェーンは1企業のみが運営しているわけではなく、ブロックチェーンに参加している人たちが開発に携わり、運営しています。そのためトラブルが起きた際も誰かひとりや一企業に責任を求められるものではありません。銀行や国の発行する紙幣とは仕組みそのものが全く違います。

ビットコインとビットコインキャッシュのハードフォークがあった時は、Ledgerのビットコインウォレットで分割作業ができ、ビットコインキャッシュやビットコインゴールドは発生させることができましたが、今はこのエレクトロンキャッシュでの分割作業を行うことで、現在のビットコインキャッシュ(BCHABC)とビットコインキャッシュSV(BCHSV)の両方に分けることができ、それぞれのチェーンで使用可能になります。

再度になりますが、BSV分割マニュアルはサポート対象外となります

また予期せぬエラー等発生しても弊社ではお答えすることはできかねますのでご容赦ください。以上のことを同意した上で、弊社サイトのマニュアルをご確認ください。よろしくお願いいたします。

https://hardwarewallet.jp/ledger/bitcoin-sv.html