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2018/11/27 15:08



11月21日に日本のハードウェアウォレットを開発・製造している@AndGoさんと@HashHubさんを会場にお借りして、ハードウェアウォレットの勉強会を開催しました。

Ledger社のサポートチームリーダーであるDavidにゲストとして参加していただきました。
AndGoの原さんよりハードウェアウォレットの仕組みやブロックチェーンでのトランザクションの仕組みなどを解説いただき、弊社はLedger Nano Sの簡単な使い方を中心にウォレットについて説明させていただきました。

今回は無料の勉強会ということで懇親会もHashHubさんで開催させていただきました。
弊社でLedger Nano Sをご購入いただいたお客様にも直接お会いすることができ、皆様の悩みや疑問を直接聞くことができる良い機会となりました。

DavidとAndgoさんへの質疑応答

Q①Ledger Nano Sのファームウェアのアップデートがうまくいかない人の話を聞いているが、今後もアップデートはあるのか?毎度初期化されるのか?

Q② これから追加される予定の仮想通貨は何か?

Q③ 送金時にアドレスの確認、少額のテスト送金をしているが、その都度少額で試すのにドキドキする、他に安心して送金できる方法はないか?

Q④ウォレット業者に対してKYCを求める案が日本ではでているが、そうなった場合どう対応するか?

といった質問でした。

A①Ledger Davidの回答:ファームウェアのアップデートに関しては、今後もありますが、初期化されないようにアップデートできるようになっていること(1.3.1の人は現在の1.4.2にアップデートする際初期化されます。)セキュリティやアプリの都合上、今後もアップデートはある、ウィンドウズとの相性などでスムーズにアップデートができていない事例は把握しており、今後は動画マニュアルの作成なども含め対策をしていく予定。

A②Ledger Davidの回答:クリプトチューズデイということで隔週火曜日に新たなアプリのリリースをツイッター(@LedgerHQ)で発表している。そこでの発表を楽しみにしていてほしい。またロードマップを公開しており、そこで今後追加予定の仮想通貨のラインナップや進行状況が確認できる。どれがいつという具体的なことに関しては、回答しかねるが、ステータスを見てほしい。

A③Ledger Davidの回答:送金時はアドレスの間違えやコピーミスなどを防ぐためにもやはり少額での送金は仮想通貨を送ったあと戻っては来ないという特性上しておくべき。少額でのテスト送金は大事なことなので行うこと。その後残りを送ることというステップは省かないほうがいい。

A③AndGo原さんの回答:初めて送る先へのテスト送金は少額でしておくべきですが対策として取引所の場合はアドレスを登録できるので、登録したアドレスにテスト送金後はそのアドレスを再利用することで少額のテスト送金を繰り返さずに済むためそちらを利用してみてはいかがでしょうか。

A③Ledger Davidの回答:日本でそのような規制がでるということになった場合、詳細を確認して対応を検討することになる。(まだ現状、決まったことではないため)

A④AndGo原さんの回答:金融庁はウォレット規制のあり方を議論している最中。ウォレットに関して現在決定している規制はない。ウォレットにも色々なタイプがあり、リスクレベルもまちまちなので、リスクに応じた実効性のある現実的な規制になることを望んでいる。

ハードウェアウォレットに関しては、使い方が難しそうというイメージを多くの方がお持ちで、購入後使っていないという方はまだまだ多いのではないか?という印象です。実際に手にとって使ってみると、それほど難しくないのですが、使う前はなんとなく不安や使いこなせなかったらどうしようというのが心的障壁となっていることがわかりました。

22日Ledger Nano S使用体験のアウトプット編

22日の2日目は実際にLedger Nano Sの初期設定と簡単な操作を参加者様と共に行いました。ひとり1台のLedger Nano Sを貸出をして初期設定からLedger Liveでのアプリのインストール、アンインストールまでを行いました。

Ledger Nano Sの本体の液晶画面は文字が小さいので、前回勉強会をしたときもそうだったのですが、「虫眼鏡、ハズキルーペがあると便利ですね。」という方が何人かいらっしゃったので、目が悪い人にはその点操作にストレスを感じさせてしまい、こちらからの持参アイテムとしての告知が必要なことと感じました。反省点として次回の勉強会にいかしたいとおもいます。

弊社では動画マニュアルもご用意はしていますが、実際に一緒に設定をしたいというご要望があるため、また勉強会は少人数で行いたいと考えております。

今回の勉強会にご参加頂いた方に、直接声が聞けたこと喜んでいただけたことはとてもうれしく思っております。
今回の勉強会は@megavi1212さんと@yoriko09さんにご協力、お手伝いいただきました。ありがとうございます。

@megavi1212さんのハードウェアウォレット勉強会のレポートはこちらでご覧いただけます。
https://omegastep.com/

AndGoさんのハードウェアウォレットは日本国内製造とのことです。発売が楽しみですね。