NEWS

2018/11/14 22:17

Ledger Nano Sで使える仮想通貨が更に増えています。EOS、IOTA、LISKといった仮想通貨にも対応となりました。
EOS、IOTA、LISKはサードパーティアプリといって、それぞれの外部ウォレットを使用して連携します。

それぞれの使い方マニュアルはこちらをご確認ください。
EOS→https://hardwarewallet.jp/ledger/eos.html
IOTA→https://hardwarewallet.jp/ledger/iota.html
LISK→https://hardwarewallet.jp/ledger/lisk.html

Ledger Nano Sのハードウェアウォレットを使う利点は、さまざまなウォレットアプリをLedger Nano Sの秘密キーを使用して安全につかえることです。外部のウォレットを一つの秘密キーで管理することで、通常なら増えていく秘密キーの管理がひとつで済みます。

仮想通貨はそれぞれ、ブロックチェーンの仕組みが違います。
ブロックチェーン自体、まだ進化の段階であるがために、様々な改善がされ、バージョンアップしていきます。
そのため、各仮想通貨はソフトフォーク、ハードフォークがあったり、アドレスが変わることもしばしばあります。

Ledger Nano S/BlueでもTREZORでも同じことですが、ウォレット本体とブロックチェーンにアクセスするためのアプリケーションを使用して、それぞれの仮想通貨のブロックチェーンのノード(ブロックチェーンのデータを保有しているパソコン、サーバーなどのことを言います)にアクセスしています。

全ての仮想通貨は暗号化されたデータですが、ブロックチェーンからウォレットにデータとしてダウンロードしたりする形で保管されているわけではありません。

ブロックチェーンの取引履歴、送受のときにアドレスを使いますが、そのアドレスが本体の秘密キーと紐付いており、ブロックチェーン上のデータをやり取りしています。そのためブロックチェーンから仮想通貨そのものがどこかに出ていくこともありませんし、データとして保存できるものではありません。

ブロックチェーン上にハードウェアウォレットの秘密キーから生成されたアドレスが結びついていて、送金ができるようになっています。

また、IOTAについては独自の仕組み(DAG/Tangle)で動いている仮想通貨です。
仮想通貨はそれぞれ仕組みが違い、それがウォレットを使用する際に特徴として現れることもしばしばあります。

EOSは秘密キーと公開キーと紐付けるアカウント名でEOSの送受ができます。
LISKはアカウントの初期化といって自分のアドレスにLSKを送金することでアドレスの初期化をします。

こういった仕組みはウォレットを使ってみて初めて他の仮想通貨との仕組みの違いとして体感できるものです。
また、仮想通貨そのものは取引があるからこそ成り立ちます。

自分の秘密キーとアドレスで保管する意義は取引所に置いておくこととは大きく異なります。

取引に参加することで初めてあなたの保有資産としての仮想通貨がブロックチェーンにデータとして記録されます。
取引所にある仮想通貨は取引所の秘密キーで保管されているため、ブロックチェーン上からみると所有権は取引所のものということになります。

新しい外部ウォレットを使うことはなんとなく難しい、面倒だとと感じるかもしれませんが、是非使ってみてください。