2018/02/23 22:05
Ledgerのウォレットアプリが新しくなります。新しいLedgerのウォレットアプリは4~6月にリリースが予定されています。
いままでは残高を確認するのにもクロームアプリでそれぞれのアプリと同期させる必要がありましたが、新しいアプリではそれも必要がなくなります。
新しいウォレットアプリのアップデート内容
アップデート初期に搭載される内容は以下の通り。
・デスクトップアプリケーション(Windows、macOS、Linux)
・マルチ通貨(Bitcoin、Altcoins、Ethereum、Rippleなどの23種類の暗号)
・マルチデバイス(Ledger Nano S、Ledger Blue)
・本体なしのアカウントの読み取り専用の相談(オプションのパスワードで保護)
・すべての資産をダッシュボードで表示
・通貨と取引所の表示の選択
・残高と履歴を送信、受信、受信する
・送金前の確認
・受信アドレスのデバイス検証機能(マルウェアの書き換え問題対策)
・アカウントと本体の同期スピードの向上
目新しいのは、本体の接続なしでパスワードを設定してアカウントの残高読み取りができるようになること。
同期が早くなるという点です。Ledgerのアプリとの同期の不具合はたびたびありますので、ここが改善されるだけでも使い勝手の安心度は高くなります。
こちらは今後アップデートされる予定の内容です。(まだ機能の搭載確定ではないもの)
・モバイルアプリケーションのバージョン(Android&iOS)
・Ledger Nano/ HW.1(Ledger Nano Sの前機種のサポート)
・Ledger Nano Sにアプリケーションをインストール/アンインストールすると、限られた数の暗号通貨を1台のデバイスでスムーズに管理できるようになります。
・イーサリアムのERC20トークンの管理
・サードパーティのアプリケーションの統合(暗号通貨の売買や交換)
・トランザクションタグとメモ機能の追加
・スポットライト検索
・複数の新しいアドレスを生成する機能
・100種類以上の暗号通貨の保管
すべてがアプリリリース時に対応となるわけではないと思いますが、こういった機能とバージョンアップを予定しているとのことです。
使いやすくなることやセキュリティー問題に対応すべく努力している様子がかなり見られます。
100種類以上の暗号通貨対応になるというのはすごいです。
暗号通貨はプルーフオブワーク、プルーフオブステーク、などの違いや、セグィットやハードフォークなどいろいろな背景を理解していないとその暗号通貨の取扱に困ることがあります。送金とか受金にも暗号通貨ごとにルールがあったり、手数料の設定なども違います。
100種類の暗号通貨に対応するとのことですが、マイナーな暗号通貨の操作はまだまだ理解している人が少ないです。
暗号通貨そのものもハードフォークなどにより仕様が変わり、アドレスも変わったりします。
取引所によっても保管されている暗号通貨がフォーク前のものか?セグウィットに対応しているか?否か?
も調べないとわかりません。
このあたりに実際に暗号通貨資産を持っている人が情報の変化についていけないと困ります。
弊社の日本語説明書も設定に終始しているのはこのためもあります。
全部に写真つきで日本語説明書をつくっても、数か月もたたないうちに仕様が変わってしまうと、印刷も制作コストもかかってしまいます。そのため、サイトで随時、それぞれの暗号通貨の送受金の記事を追加しています。
暗号通貨に関しては変化のスピード本当に早いです。数か月前の情報はあっという間に古くなります。
その点に関しての認識はお客様ご自身でもお持ちいただく必要性を感じています。
とはいえ、使い勝手がよくなること、今後のアプリの発展性に期待できることは喜ばしいです!